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silentphase.com ; Diary
My words which are too small and not useful.

窓のむこうの空の色、近況

2009.12.17.thu

日記を更新するにあたって必ずといっていいほど「気づけば」とか「早いもので」というような出だしを無意識に繰り出してしまっている自分がなんだか嫌です。もっと真面目に日記を書こうと思います。さて、季節は冬。一年の最後の月、12月。寒い日々が続きます。

 

窓のむこうの空の色、近況

2009.08.12.wed

静岡の地震、とりあえず実家の安否を確認し、問題ないとのことで一安心。この機会に171をはじめて使ってみた。
只今、川島えつこさんの本の挿絵を制作中。本文絵は納品を終え、今は表紙まわりの絵を描いています。昨日は一日、絵の一部である「窓のむこうの空の色」に悩む。正確には色というか色の濃さで悩む。何パターンか塗ってみたりするが、なかなか決まらず真夜中まで悩みやっと決める。こちらはお盆明けに納品の予定。あと少しだ。がんばろう。
今朝は宅急便で起こされる。昨夜寝たのは明け方だったので再び寝ようと思ったが、蝉の声と太陽の光が愛しくて起きることに。目覚ましついでにこの日記。
そうそう、昨日嬉しいニュースを教えてもらった。しばらく音沙汰なかったパステルズが来月頭に新譜を出すそう。しかも、テニスコーツと連名。テニスコーツといえば、ディアフーフやスウェーデンのテープともコラボレーションしている日本のユニット。パステルズとのコラボもとても楽しみ。この流れで日本に来ないかな。ヴァセリンズも来たんだし。
さて、すっかり目が覚めた。絵を描こう。

 

雨とともに押しよせた波

2009.07.13.mon

久しぶりの日記更新。太陽がまぶしい月曜の朝。ただまだまだ雲も多く完全なる晴れにはならなそう。今日も蒸し暑くなりそうだな。しかし、長かった雨の季節がもうすぐ明け、蝉の声響く太陽の季節がすぐそこまで来ているような予感もする。土の下では蝉の幼虫たちがもぞもぞと地上目指して動き始めていることだろう。さて、ここ1〜2ヶ月の僕は、ホームページ更新するどころじゃないほど、ばたばたと落ち着かない日々を送っておりました。仕事や個人的なことや色々なことがが同時に押し寄せていた感じです。おまけに体調も崩してしまった。
そんなばたばたの中、取材を受けました。『イラストノート』と『イラストレーション』。どちらもイラスト系の雑誌(ムック)で、今月発売の号で紹介されます。どちらもほぼ一日がかりの取材でした。よろしければ手に取ってご覧ください。

さて、やっと体調も回復したし、「あれもやらなくては、これもやらなくては…」というパニックに似た慌ただしい波もだいぶ落ち着いてきた。これで腰を据えて仕事ができる。まずは〆切近い連載ものの絵1枚と現在関わっている本のたくさんの絵を早急にまとめなくてはいけない。ぐぐっと集中して気持ちの良い夏を迎え入れたいと思います。

 

さて、と

2009.05.21.thu

風が強い一日。約一年ぶりの個展も無事終了しました。また、青山ブックセンターでの原画展も本日で終了となります。お越し下さったみなさま、絵の感想をくださったみなさま、本当に本当にどうもありがとうございました。
さて、五月も後半に突入です。いくつか抱えているお仕事、もしかしたら始まるかもしれない新規のお仕事、そして少しずつ膨らみ始めている次回絵本の構想、さらには今年予定している諸々のこと。なかなか落ち着くことはないですが、ひとまず無事に個展が終了したことで、今は一つの節目だと感じます。どこかザワザワしていたものも気づけばなくなって、なんだかお風呂上がりのような気分。さて、と。ここから始まり、やがて来る次の節目へとまた身支度整えて向かおうと思います。

 

五月の真ん中に立つ

2009.05.15.fri

暑さもここ数日落ち着いています。僕もここ数日は少し休憩をしようと思っていたのですが、思っているうちに「ここ数日」は過ぎてしまいました。ということで、イラストレーションの仕事をしつつも、またそろそろ次回の絵本のことについていろいろと考えをまとめていこうと思っております。スケッチブック→クリスマス→まじょ、と来て次はどんなお話が作りたいのだろう……と自分に問いかけると、いくつか頭の中に浮かぶものがあります。その中で一番イメージが具体的且つ強いものがたぶん今の自分がやりたいことなんだと思います。デイジーが落ち着いてしばらくは次の絵本のことなんて上手くイメージできなかったのに不思議なものです。個展がいい切り替えになったのか、単に時間が経ったからなのか。ともかく今は、実際絵本に出来る出来ないは別として、ちょっと調べものなどをしながら形を作っていこうと思っています。

そんな中、個展も残すところ今日を含めて5日となりました。あっという間だ。描き下ろし作品(16点)の制作時間はあまり多くはありませんでしたが、何かと発見があり、描いている時間は苦しくも楽しい時間だった。(余談ですが、ビートルズ『アビイ・ロード』、ドノヴァン『サンシャイン・スーパーマン』をiPodかなにかで聴きながら今回の個展作品をご覧いただくと楽しいかもしれません)

というわけで、残り5日よろしくお願いします。
月曜休みにくれぐれもご注意を。
さらにはよい週末を。

 

まもなく、若い王子と若い王女

2009.05.07.fri

いよいよ明日から個展『若い王子と若い王女』が始まります。本日搬入を終え、なんとか無事にお見せできる運びとなりました。今回もいろいろと意識した部分、挑戦した部分などございます。しかし、ここで語ったところで意味を成さない。
是非、何がどうでどうなったのか、目で見て頭で広げて楽しんでいただけたらと思います。多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

 

原画がいろんなところで見られます

2009.04.20.mon

今日も雲多き空模様。さて、気がつけば色々な所で原画が展示されています。現在見られるものは、池袋リブロで「まじょのデイジー」の原画&人形(今月26日まで)、同じく池袋にある創形美術学校で「チョイス大賞」を受賞した時の作品から1点と近年の作品5点(今月22日まで)、また本日より青山にあるピンポイントギャラリーでフェリシモの『おはなしのたからばこ原画展』より「トトンぎつね」の原画2点(今月25日まで)、という感じ。
ピンポイントは、色々な方の原画が2点ずつ展示されていて大変面白いと思います。創形美術学校は、なんだかレアな展示ですね。僕も何年かぶりにチョイスの時の作品を目にしました。今の僕の絵しか知らない方はびっくりするかと思います。そして、長期間お世話になった池袋リブロさんはいよいよ今度の日曜日まで。なんだか終わってしまうのは寂しい。

さて、さらに来月からは、青山ブックセンター本店「まじょのデイジー」原画展の第2弾、同じく青山のビリケンギャラリーにて1年ぶりの個展『若い王子と若い王女』&絵本処女作「スケッチブック」と最新刊「まじょのデイジー」の原画数点の展示が予定されています。こちらは開催期間がほぼ同じですが、はじめから意図したものではなく「結果こうなってしまった」というまったくの偶然。しかも、たまたまお互いの展示スペース的にデイジーの原画が割り振れる形になったという、なんだか上手いこと収まったという感じ。立地も近いのでハシゴしていただけたら幸いです。

さてと、個展の準備。いや、その前に仕事の絵だ。
しかし、すっきりしない空の色。青い空が見たいなあ。まあそれはそれで外に出たくなってしまうのだけど。でも、やっぱり「晴れ」がほしい。



The Young Prince and The Young Princess

2009.04.18.sat

灰色の雲が空を覆う土曜日。ここのところずっと個展の準備。昨日やっとDMの版下を作成。色々と迷った挙げ句、当初予定していた個展タイトルを変更することにしました。描き進めるうちにどうしてもそのタイトルの雰囲気ではないと妙に確信してしまったため。ちなみに最初のタイトル『ウィステリア荘』を変更し、『若い王子と若い王女』となりました。さて、どんな絵が出てくるのでしょうか。今回はちょっと扉が固い気がします。その世界には行けそうで行けなかったり、行けなさそうで行けたり。だから僕もどんな絵が出てくるのかまだわからない。わからないからドキドキします。面白いものが描けるかもしれないし、とんでもなくつまらないものを描いてしまうかもしれない。そういった両極の思いがグルグルし、さらには時間も迫ってきているのでより一層ドキドキしてしまいます。

個展情報などはコチラ

 

桜の森の満開の上

2009.04.07.tue

桜も満開になり、ゆるやかな風にのって花びらがちらちら舞っている中、時折、花ごとポトポトと落ちてくる。何ごとかと目を凝らせば、鳥たちが一心に花をついばんでいる。春の到来、潤いの季節。
さて、僕の現状は5月に控えている個展の準備。スペースの半分近くを絵本『スケッチブック』『まじょのデイジー』の原画数点が入る予定なので、全部新作というより若干心が軽いのですが、それでも15点以上は描き下ろさなくてはならないだろう。迷いつつもタイトルを決め、今は探り探りの毎日。といってもそろそろ波に乗らなければいけない時期。絵本制作を終えて一区切りついた今、どんな絵が描けるのだろうか。というわけで、ただいま作品制作月間。

 

再開

2009.03.23.mon

強風吹き荒れる月曜の朝。ひさしぶりに日記の更新。ここのところずっと、日々のことはMemoに綴っていましたが、ふとこちらの「言葉だけ」の日記も再開してみようかなと、きまぐれに思い立った次第です。
さて、週末から吹き荒れる春の風。今日も朝から吹き続いている。今も、ゴゥゴォォォと家々の間を吹き抜け、なにかプラスチックのバケツのようなものを吹き飛ばしている。そして、僕の部屋の窓ガラスもついでにミシッと揺らしていく。しかし、それに反するように窓辺の春の日だまりはやさしく暖かいものであって、家の中は平和そのもので心地よい。『まじょのデイジー』も無事に本屋さんに並んでいる。こんな日はホウキに乗るのも容易じゃないだろうな。さて、一息つくかと思いきや、ありがたいことに慌ただしい日々。仕事に加え、次の絵本の構想も早い段階でまとめておきたい。さらには、5月に個展(半分は絵本原画展の予定)も決まっている。個展のテーマはどうしようか。おぼろげにあるイメージはフワフワと頭の斜め前方あたりに漂っているが、はたして正しい選択か。……と、悩むほどの余裕はないので多分これでいくんだろう。僕の中では馴染みの友のような。
さて、気づけば3月後半。吹き荒れる風をかわし、小気味よく動き回りたいと思います。