左のイメージラフに色を着けたものがこちら。
鳥のサイズがまったく違います。というのも、この2羽は違う鳥。
左が九官鳥のキューカンバという名前で、上のが鳥の種類は明確にせず、
黒い鳥のズズー。物語が形になっていく段階でキューカンバからズズーに
バトンタッチされました。
絵本制作期間中はずっとこの絵を目の前に貼って作業していました。
この絵は『まじょのデイジー』の物語ができる前、魔女の絵本をつくろうと決めた時に描いた一番最初のデイジーです。
この時、ぼんやりと頭に浮かんでいた物語は、最終的に出来上がったものとはまったく違うものになったのですが、主人公の人物像やはじめに浮かんだ物語のイメージを維持させるため、常にこの絵を中心にいろいろな『まじょのデイジー』を考えていきました。そして、それら「今回はボツにしたエピソードたち」は、『まじょデイジー』の世界観を作る大事な土台にもなっているような気がします。
今回、タイトル文字は自分で作りました。
まずは下書き(右画像参照)を書いてから、
PC上でパスでトレース(上画像参照)。
こういう作業は比較的好きなので楽しかったです。