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今日は猫はいないけど
2007.09.27.thu
僕はわりと出口のない些細な物事をああだこうだと考えることがある。猫のこともそうだし、考えてもはじまらないようなことを考えたりする。でも、そういったところから作品の種がぽこぽこと出て来たりするから馬鹿にはできない。気候や季節の移り変わりなんてのもよく考えたりしますが、やはり出口はない。出口はないけど何か別の考えと結びつく事がある。
移り変わる季節と人の感情って共通するところがあるなぁと思う。夏から秋へという今の季節なんて特にはっきりしないし、読みにくい。暑かったと思ったら寒くなったり。時間とともに気温が下がるわけではなく、下がったり上がったり。感情も同じ。絶対安定なんてない。生きていれば一喜一憂する。でも、そういう不安定さって、実はものすごくドラマチックでロマンチックなものなんだよな、とよく思う。幸せな感情が、突然落ちたり、そしてまた上昇したり。そういうのって、あこがれや夢や希望(的観測)みたいなものがあるから存在するんであって、そういうのがなかったら人は落ち込んだり喜んだりしないでしょう。そして、それは大人だろうが子供だろうが関係なく持ち合わせているもの。
今回の絵本では一人の少女のそういうものを描いた。正確にはそういうものだけじゃないけど、そういうものを大事にしました。舞台はクリスマス。今、一生懸命本になるための準備を、あかね書房の木内さんがしてくれています。来月に入ったらもう少し詳細を出して行きます。
猫たちよ
2007.09.26.wed
猫の心境というものが時々気になったりする。というのも、僕の部屋の前には野良猫の昼寝場所があって、朝、カーテンを開けると、よくそこで野良猫が寝ている。だいたいいつも居るのは三毛の猫なのですが、時々、別の猫も混ざっていたりする。そこで先日、猫1匹寝転んだら一杯になってしまうような不安定な箱の上に、いつもの三毛ともう1匹黒ブチの猫が体を寄せ合うように、でも窮屈そうにごろんと寝ていた。別にわざわざそんな狭い箱の上に足をはみ出してまで2匹で寝転がらなくてもいいのにと、可笑しくなった。だって、きっとお互い野良だから普段は各々の生活を自由に謳歌しているんだと思う。そんな2匹がわざわざそんな狭い箱の上で昼寝をする必要なんてないだろうに。冬とか夏とか暖かい室外機やひんやりする日影の鉄板の上とかに集まるのはわかるけど、今頃の特別暑くも寒くもない気候でそんなピンポイントな場所で寄り添っているなんて、なんだか不思議で微笑ましくて、ついつい気になってしまうのである。
A→B
2007.09.25.tue
蒸し暑いと思ったら肌寒かったり、はたまた暑かったり。落ち着かない気温の変化。季節の溝にいるのだろう。風景も変化しようとしている。
さて、先日納品した絵本の原画ですが、この後印刷屋さんにまわって、文章の最終チェックをし、その他色々と調整をして、季節も落ち着き、気温も風景もある程度落ち着いているであろう頃に本になる予定です。
前作同様、今回の絵本もやはり長い道のり。3年ほど前から動き始めて、紆余曲折あり現在に至るわけですが、結果的に最初に進めていた絵本の内容と今回描き上げたものは全く違うものとなった。というわけで、この本のここまでを簡単に振り返ってみようと思う。
今回の絵本はプロットBのお話。つまり、元々プロットAのお話が存在していて文章もだいたい出来ていた。しかし、ある日そこに別のテーマが降ってきたのでプロットAを一時休止し、全く違うプロットBを新たに構築することとなった。それが昨年末〜今年のはじめ頃。それまでの流れに比べるとそこからは比較的スムーズに動き始める。プロットBはマイナーチェンジを繰り返し、2月の終わりにはストーリーがほぼ固まり、4月の頭には全体ラフが出来る。でも、この後別の仕事などに追われて絵本から少し遠ざかり、再び絵本作業の準備に入ったのは6月の終わり。7月に入ってから下絵を描き始め、7月の終わりに最初の1枚に色が入りはじめた。8月で原画を揃える予定が、これがなかなか色々な事が起こるもので予定通りに進まずに9月へ突入。そんな色々をご理解、そしてご協力をいただくことで、まもなく本になろうとしている絵本。ここまで長い道のりを経て生まれた絵たち。さすがに原画渡しの時はグッとくるものがあった。早く本になって再会したい、と思う。
詳細などは、またまた後日。
さて、まぼろしのプロットAはどうなるのか? まぁ、これもいつかカタチにできたらいいなと思い、昨晩改めて読み直してみて、文章を調整したりしてみた。いつか、タイミングが合って本になればいいな。
おつかれさま
2007.09.21.fri
絵本の絵が表紙含めすべて揃いました。その辺の執筆後記みたいなものはまた後日改めて書くと思います。今日はもう遅い。眠ります。明日は土曜日だ。お昼過ぎまで寝てようっと。そして、のんびりと美味しいコーヒーを入れて食事をゆっくりとしよう。で、机まわりの片付けをして、部屋に風を流し込みながらレコードをA面B面しっかり聴こう。
さて、次の仕事もろもろありますが、ちょっとだけ休みます。ふぃー、お疲れさま。自分。
闇夜の噺
2007.09.20.thu
今日も表紙の絵。ほぼ出来上がる。若干の手直しは明日にまわそう。明日一杯、時間的猶予がある。「仕上げる」という感覚よりも「よし、描けた」という感覚を優先したい。結果的には同じかもしれないが、そこに含まれるものは違う。
最近、再び寝ながら落語を聴いたりしています。暗闇の中で噺家の声を聴きながら目を閉じているのは心地よい。心地良すぎて、まくら(噺の導入部分)で寝てしまうこともしばしば。でも、個人的にはそれで良い。何度も聴いている噺なので落ちは分かっている。だから落ちは求めない。むしろ、導入〜過程。中でも、三代目・桂三木助が静かに「えー、お笑いを一席…」と滑り出す感じがグッとくるのである。
夕食事情
2007.09.19.wed
一日中、表紙の絵。もう少しかかりそう。四十雀の群れが近所を飛び交っている。あちこち行ったり来たりしている。
夜になって少しお腹が空いて来たので、近所で働く友達を夕食に誘ってみた。彼も忙しく、僕もまだ作業が残っていたので、アルコールは抜きで食事をしようじゃないか、となった。で、町の洋食屋さんに入ったわけだが、そこは非常にボリュームのあるお店だった。そのボリュームの多さに嬉しさをあっという間に通り越して焦り、その後ゴメンナサイとなる。
まず、ポタージュスープが出てきて次に山盛りのサラダ。この時点で僕の空腹はやや満たされ始めていましたが、もちろんこれだけじゃない(だって僕が頼んだのはハンバーグだ)。次にメインの、ハンバーグ&付け合わせの温野菜(こちらもなかなかの量)、ライスは大盛り、そしてお味噌汁。
メインが並んだ時「コレ全部ハ無理デス」と僕の脳がすぐに信号を送るも、なんとかがんばってみましたが、残念ながら全部は無理だった。ゴメンナサイ。やっぱり出されたものを残すのは行儀がよくない。でも、入らないものは入らない。だから次に行く時は、もっともーっとお腹を空かして「背中とお腹くっついちゃうヨ!」って言いながら注文したい。今日は不意打ちをくらった。
で、最後に紅茶が出て来て1000円でおつりがくる。信じられない。さらに信じられないのは、現在午前2:45の時点で少々小腹が空いて来ていること。
状況報告
2007.09.18.tue
音楽に多々助けられます。
さて、問題の絵本はというと、やっと本文(中身)絵が完成しました。で、今日は表紙の作業。表紙…、そう、残すところ、あとはこの1枚のみです。それにしても、予定がズレすぎました。悪気はないんです。でも、なんとか今年の肌寒い頃、そうきっと肌寒い、そんな頃に出せる予定です。表紙次第ですが。
夜は秋なのだな、と思う。ついつい夜長になってしまいがち。お風呂からあがって音楽を聴く。ベッドに飛び込んで本を読む。そんな感じで秋の夜長。
夏仕舞い
2007.09.10.mon
今日は思いのほか捗りが悪く、夜2時まで作業。それでも今日の目標地点には到達できず、諦めて続きは明日に。
天気予報によるとこのさき天気が悪い。週間予報では、灰色の曇りマークと青色の傘マークの抱き合わせが続いて、色合いがなんとも地味だ。これはいわゆる秋の長雨なのだろうか。秋の雨はしっとりと夏の喧騒をつつみ込んで、どこか遠くに運んでいってしまう。秋の虫たちも夜になると夏の後片付けをせっせとしている。りんりんりん、と。
『夕と夜の狭間』
2007.09.07.fri
今日は、一日難しい絵に取りくむ。クライマックス。『夕と夜の狭間』の場面。その短い時間の、限りなく闇に近い空。
さて、週末は少し休みを入れよう。天気が良いらしいから外に出よう。ではでは、良い週末を。
台風の夜
2007.09.06.thu
台風が来ている。名前は『フィートウ』。花の名前だそう。台風の名前は誰がどうのように決めているのだろうか。
花の名前は多い。でも、中には女性や男性の名前などもあって命名した人の個人的な思い入れが窺える。そして、時に「なんでそれ(名前)にしたの?」と思うものも。
2004年、『ラナニム』という名前の台風が発生していて、意味は「こんにちは」。むむ、「こんにちは」って、、。「ちわぁす」と挨拶されてもそれどころじゃないし、招かれざる客だったりすんじゃないかな…。だったら「おじゃまします」とか「スミマセン…」とかの方がいい。同年、『アイレー』。この意味は「嵐」。これは逆にそのまんま。飼い犬に「イヌ」と名付けるようなもの。どうせ名前を付けるのなら、もう少し何か考えてあげたい。
2005年には、『ロンワン』。意味は「龍の王」。龍の王とはいかにも恐ろしそうである。こんな恐ろしいもの来てほしくない。でも、同時に想像力を掻き立てられ物語、そして映像を感じる。ファンタジック。
2006年、『ケーミー』これは、アリ。龍の王の後だと、どうも迫力に欠ける。「アリなら大丈夫か」とついつい油断してしまいそう。そして、今回このような日記内容のきっかけとなった名前が『バビンカ』。この意味はなんと「プリン」。プリンですよ。デザート。うむ、そっかー。違う意味で想像力が掻き立てられます。
というわけで、台風の名前は誰がどういういきさつで命名したのかが気になってしまう。プリンの場合「とある深夜、台風発生を確認した人物がモニターを睨みながら夜食のプリンを食べていた、、」などというようなシーンが頭の中で膨らんで行く。
ちなみに、今年は『ウサギ』が発生。意味は「うさぎ座」。命名国は日本。日本は星座の名前で統一しているみたい。
参考ページ
http://www.d-web.co.jp/special/typhoon.aspx
ボブ・ディランとソニック・ユース
2007.09.05.wed
自分が普段、家で聴いている音楽がふと入ったお店で流れたりするとなんとも気分が上がり、やさしさに包まれる時がある。今日入ったお店1軒目ではボブ・ディランが「ハリケーン」を唄い、2軒目ではサーストン・ムーアが「インシネレイト」を唄っていた。どちらも今まで編集テープや編集CDに入れて来た曲。(いや、それだけじゃない。でも、ここでは語り尽くせない。)自分の部屋では「この曲が聴きたい」と思いCDなりレコードなりをかけるのだが、お店の場合はそういうわけにはいかない。よって、油断している時に、思い入れのある曲がかかる。そういう時って、言葉にできない「あぁ…」という気持ちがこみ上げる。外で聴くと、その曲が自分にとって特別な響きを含んでいるのを再確認する。人と会って大事な話をしていても心の中でこっそり「あぁ…」となっている。だから、家に帰り改めて聴きなおす。そう、そして再び「あぁ…」となる。
今日は、現在進行中の絵本のテスト校正を見ながら紙質、そして、それぞれの紙での色の出具合などを確認。そういう段階に来ている。ついに、あと少しで、本文の絵も揃う。いよいよという気持ち。気が付けば、進行表もずいぶん塗りつぶされていた。あと少し。
窓の外の営み
2007.09.04.tue
作業机の位置を変えた。たったこれだけで、ずいぶんと気分が変わるものです。今までは、窓を背にして絵を描いていましたが、今度は窓を右手に絵を描いている。僕は右利きなので、絵を描く時は若干顔が左に傾き、少し右側を見るようなカタチになる。すると視界の端のほうに窓の外の情報がなんとなく入ってくる。窓の外は意外にせわしなく様々なものが飛び交っていた。そのほとんどは、一瞬で通り過ぎる鳥たち。ときどきハラリハラリと蝶が漂っているのも見える。こういったものたちの気配を感じると「はっ」と顔を上げて外を見る。こういうのもなかなか良いものです。
残り香を探す
2007.09.03.mon
さて、いよいよ9月です。8月の終わりから何やらぐっと気温が下がって近所の蝉たちの声も数が少なくなり、夜の虫たちの合奏の方が騒がしくなってきています。夏の残り香さえあるのかないのか。このままいくつかの台風がやって来て秋になってしまうのだろうか。なんだか寂しい気もするが、「終わり」の寂しさが続くよりも、いっそのことさっさと秋になってしまえとこの時期になると昔からよく思う。
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