なるほど水か

2007.10.30.tue

11時頃、パン屋に早めの昼食を買いに行く。お昼頃から絵と向かい合う。2見開き分の下絵を描き進めたところでパネルのストックがなくなる。そろそろ色塗りに入る時期だなと感じ、着彩イメージの明確化など、色塗りにあたっての諸々な作戦を練る。そして、「問題は水面だ」とつぶやき、その数時間後に「なるほど水か」とつぶやく。明日から、本描きに入る様子。

 

おまえはいいね

2007.10.29.mon

もう10月が終わろうとしています。「もう」。
月の終わりに思うのは、いつだって時間の経過の早さのこと。本の仕事をしているとさらに時間の加速度は増し、年末に近づくとさらにさらに加速していく(毎年言ってますが、そんなわけで年末年始はあまり好きではない)。時間の経過とともに仕事も進めばいいのだけど、そういうわけに行かない。だから余計に「時間」というものが気になり、時間が気になると焦って集中力が低下する。という悪循環が生まれる。だからなるべく平常心を保って生活する必要がある。なぁんて思うのですが、その「平常心を保って」が難しいんじゃないか。だから、大股開きで呑気に毛繕いをする馴染みの三毛猫を見ると「おまえはいいね」と思うのだ。

 

台風一過の日曜雑記

2007.10.28.sun

台風一過の秋晴れで、濡れた地面にドングリやら葉っぱやらがたくさん落ちている。そして、それが太陽の光できらきらと輝いて、きれいな朝。台風の日というのは、大雨や風の音等で、まるで世界と切り離されてしまったような、どきどきがある。怖いんじゃない。わくわくに近い。僕の在る場所がこのまま小さな大陸として切り離され、海を漂って、また別の大陸とくっついて…、なぁんて考えるとワクワクに近いどきどきになるのだ。そして、その後には今朝のような清々しい綺麗な朝がやってくる。いいねえ。きっと洗濯日和だな。というわけで、今日は洗濯をしました。いつもの三毛猫が、僕が洗濯物を干すのを退屈そうに眺めていた。

 

現状の把握

2007.10.24.wed

朝、ゴミを出して、洗濯機を回しながら読書をして、乾いている洗濯物をたたみ、洗い終わったものを干し、コーヒーを入れようか、と思った所へ木内さんから電話。昨日送っておいた帯のデータの件など、その他もろもろ。明日、再校正のチェックと戻しをしたら、あとは仕上がるのを待つだけ。それにしても今日は外が爽やかだな。お昼、最近気に入っている駅の方のパン屋に昼食を買いに行く。帰りにコーヒー豆屋さんで豆を買って帰宅。メンバーズカードを忘れてしまったのに、会員価格にしてくれた。こういうのって、ちょっとした事なのかもしれないけど、とてもうれしいです。家に帰って、パネルに水張り。しかし、なんということか、紙が足りない。なので、ある分だけパネルに張る。春の本はゆっくりだ。なかなかそこに体を沈めて描けない。だから、体に馴染ませるため、時間稼ぎの水張りや下絵作業。マーガレットも、最初はそんな感じだった。下絵期間を妙に長くとっていた。それに、現在まだマーガレットが手離れしていないのも、心が落ち着かない原因か。「あせらない、あせらない」と自分に言い聞かせる。その内、僕は春の本の中にいるだろう。きっと。

さて、ここで一つお知らせです。11月5日〜のクレヨンハウスでの原画展ですが、7日に本が配本されますので、5、6日にはまだお店に本は無い状態です。「原画展なのに本がないとはなにごとか!」とお思いになるかもしれませんが、現在も急ピッチで動いていますので、どうかご理解ください。そのかわり、クレヨンハウスは若干先攻発売という形になります。というのも、その他書店さんに“完全に”出回るのは、バラつきはあれど15日くらいだろうとのことですので。また、クレヨンハウス原画展は、全ての原画が展示されるわけではなく、厳選したもののみとなります。その辺もろもろご了承ください。

 

個人的感覚的

2007.10.23.tue

静かな秋の夜であります。夜の虫たちの声もだいぶ少なくなってきた。「もう秋ですね」ではなく「しっかりと確実に秋」なんだと感じる。そして、ボブ・ディランの「フリー・ホイーリン」「時代は変わる」、2枚のアルバムが秋夜に溶け込む。
個人的で感覚的に言うと、肌寒い夜に最も似合うアルバムである。きっと、両アルバムをはじめて聴いたのが今時分だったんでしょう。そんな記憶が、こんな感覚を生むのでしょうか。でも、なんだろう、なんだろうね。このアルバムがしっくりと大気とハマったと感じると「確実に秋」の到来を確信します。秋の音。

 

うーむ、、

2007.10.22.mon

天気がいい。洗濯日和。昼食を食べて仕事。難しい絵で苦労する。うーむ、、と唸る。唸りながら、太陽は傾き、辺りは暗くなる。そして、夜。夜は用事があって外出。いやはや、なかなか厳しい進行状況です。でも、そこは敢えて考えないで進める分だけ日々進んで行こう。なんて、思っています。

 

いつものはじまり

2007.10.18.thu

寝ぼけた頭でゴミ出しをして、本を読みながら目を覚ます。そんないつもの一日のはじまり。お昼前に食材の買い出しにでかけ、昼食はマクドナルドでビッグマック。本の中でそんな感じのシーンが出て来たものだから食べたくなってしまう。
午後から春の本の下絵作業。夕方、マーガレットの初校戻しを電話で行う。色はとても綺麗に出ている。あとは微調整など。夕食に、野菜をたくさん入れた焼きそばを作る。食べ終わった頃に、木内さんから電話で文章についての追加の問い合わせ。この後、再校正&カバー校正などがあり、それを戻せば(たぶん)製本となる。本の形になるまで、あとほんの少し。
24時近くまで春の本の作業をし、お風呂に入ってからは自由時間。明日は難しいモチーフと格闘する予定(できれば格闘は避けたいけど…)。現在、なぜか頭の中で、カンフーをする女の子がクルクルと回っている。

 

春の本

2007.10.17.wed

いよいよ春の本の挿絵作業にとりかかる。今日からまたコツコツと下絵を描き溜めていく日々がはじまる。滑り出しは、そんなに好調とは言えない。なにしろ、この本にはシンプルゆえの難しさがあるから。静かに流れる空気を壊してはいけない。微妙な場面展開とちょっとした仕草からくる表情の変化。そういうものが連なってバランスをとっている。描き進むにつれてスピードは上がっていくだろう。ただ今はまだこの世界に馴染みきっていないんだな。きっと。
忘れていましたが、僕は久しく長い休みというものをとっていない。2日とか3日とかじゃなくて、夏休みとかお正月みたいな長ーい休み。最後はいつだ? この本が終わったら、そういう長い休みというものをとろうと計画している。来年には3年ぶりの個展も控えていることだし、ちょっと体と頭を休めようと思います。でもまぁ、まだ先の話です。まずは今日取り掛かりはじめた本。

 

意識とイメージと餌をまいておく

2007.10.16.tue

寒くて暗い日。朝、ゴミを出しに行くとまるで冬のようだと感じる。今日はパネルに紙を張り、水張りパネルのストックを作る。これからとりかかる(たぶん今年最後の)本の為の準備。途中、いくつか仕事の電話。水張りは、面倒で地味な作業だからあまり好きではないが、色を塗った時の紙のたわみがどうしても気になってしまう方なので、この作業をしなくてはならない。夕食まで紙とパネルと水張りテープにまみれ、夕食後は夜中近くまで調べものと創作を少々。調べもの=創作ではなく、それぞれ別のもの。いろんな方向に意識と少々のイメージを投げておき、それに何かが引っかかるのを待つ。または、引っかかるべく、さらに餌となる調べものをする。
『スケッチブック』から『マーガレットの〜』までおよそ1年半。次はどんな話や絵ができるのか、1年半後にはまた新たな本が出来ようとしているのか。期待と不安が入り交じります。

 

ささやかに平穏な秋の一日

2007.10.15.mon

朝、ゴミを出し、本を読みながら洗濯機を回す。そのうちまたウトウトしてしまう。洗濯機が止まった音で目を覚まして干しながら2回目を回す。再び読書の続きをし、2回目の洗濯物も干し終わり、お昼まで雑務。昼食にツナとゆで卵、オレガノを使ったマカロニサラダを沢山作って食べる。残った分はラップをして夜食べる事にする。昼食後は、絵を一枚仕上げるべく作業に取り掛かる。夜まで作業をして、19時頃に夕食の仕度。焼き餃子、マカロニサラダ。絵もほぼ出来上がったので、早めのお風呂に入り、グールドのバッハと読書再び。

 

全体的に開き直り的、言い訳な一日

2007.10.12.fri

今日は、ある仕事の下絵作業をする。できれば着彩作業へとそのまま移行したかったのですが、あまり集中力が続かず、下絵を描いた段階で(日が暮れていたこともあって)諦めて今日の作業を切り上げる。たまにはこういう日もある。こればかりは生身の人間なので仕方がない。〆切までに仕上げればいいので今日出来なかったぶんは週末にでもやろうかなという感じでいる。そのかわりというか、なんというか、ずっと観たかったミシェル・ゴンドリーの『恋愛睡眠のすすめ』を夕食を買いに行くついでにツタヤで借りてくる。そして、夕食後に観る。観たい時に観たい映画を観る。しかも、やらなくちゃいけない仕事を放り出して。これって、やや後ろめたさもありますが、とても贅沢な、というか、健全な感じがする。若干、開き直り的な言い訳にも聞こえますが。では、良い週末を。

 

マーガレット

2007.10.11.thu

あかね書房さんから出る自作としては2作目となる絵本の特設ページを設置しました。本のタイトルは『マーガレットとクリスマスのおくりもの』。原画展情報など現段階で出せる情報などがアップされています。NEWSのページからでも下記リンクからでも。
クリスマスが近くなるころには、この物語のちょっとした秘密の解説などもしていく予定でいますので、僕のHPをご覧いただいている方はお楽しみに。

特設ページ→ [marguerite]

 

定規の行方

2007.10.10.wed

昼食にトマトとチーズのトースト、コーヒー。午後から広告の仕事ラフ。太陽の光も出てきて良い気持ち。途中、いくつか仕事の電話が入る。ラフを描きながら、定規が1本ないことに気が付く。すぐにその定規が必要というわけでもないのですが、ないとなると気になる。少し探してみるけど見つからず。昨日まではあったのに。どこ行った?

 

するするするするワンワンワン

2007.10.09.tue

今日も冷たい雨が静かにサラサラふるふる。昼食を終えてあかね絵本のダミー直しの戻し。今まで何度もチェックを繰り返していますが、今まで気付かなかったものが見つかったりする。そういう最終チェックを終え、本日入稿となる。あとは印刷屋さんががんばってくださる。よろしくお願いしますと秋の空に思う。

さて、唐突ですが変な夢を見ました。まず、僕はどこかの食堂のテーブルの下にいる。というか、そこの客はみんなテーブルの下にいるのだ。何故かというと、テーブルの下では回転寿司のようにベルトコンベアに乗って色々な食べ物が流れてくるからだ。僕はお腹が空いていたので、流れてくるものをせっせとたいらげていく。肉、肉、野菜も食べなきゃ、という具合に。で、お腹が満たされると「ふぅー」と横になる。左手を頭にあて、つまり体の左側が床について頭だけが手で支えられている状態。ごろんとぼんやりテレビでも眺めているような体勢とでも言うのか。そんな状態で横になる。そうすると、肩〜肘〜頭の内側に三角の空間ができますよね。そこをどこからともなくやって来た仔猫たちがするするするすると通り抜けて行く。近くで犬がワンワンとヒステリックに鳴く。仔猫がするする。ワンワンワン。まいったな…と思ったら目が覚めた。

 

冷たい雨

2007.10.08.mon

午後から冷たくて弱い雨が少し降る。昼食を食べながら、あかね書房・絵本のダミー直しに目を通す。その後、雑誌の絵2枚に取り掛かる。夕方、夕日で家々の外壁がオレンジ色。少し外を見る。夕食と休憩。そして、雑誌の絵。音楽とギター。そして、雑誌の絵。夜中近く、ほぼ完成し絵筆を置く。こう書くと気ままな人生のように見えるかもしれないが、僕だって僕なりに一生懸命考えている。まあいいか、そんなことは。

 

きれいに片付けられたゴミ置き場

2007.10.05.fri

昨日の4時間集中・打ち合わせのせいなのか、今日は寝過ごしてしまった。結果、ビン&カンのゴミ収集に置いて行かれる事になった。仕方が無い。のどが乾いたと冷蔵庫を開けると、飲み物がなにもない。仕方が無い。昼食ついでに買いに出る。食後は仕事。今日は来週〆切の雑誌イラスト2枚の下絵を描く。まずはパネル張りから。試しに買ってみた新しい紙を張ってみる。さて、今日も洗濯物がはためく良い天気。…と思いきや、夕方近くから雲行きが怪しくなる。嫌な予感がしたのでさっさと洗濯物を取り込むと、案の定30分ほどして雨の音。「あぶない、あぶない」と思いつつ下絵を描き始める。新しい紙、鉛筆の乗り具合はいい感じ。着彩ではどうか。
明日から、連休。今週は何かとばたばた忙しかったので、少し体を休めようと思います。よい週末を。

 

秋の風が吹いて、色々が気持ちよく乾けばいい

2007.10.04.thu

久しぶりに太陽が顔を出したような気がする。青い空があって乾いた風が吹いて太陽の光がある。洗濯物が揺れていて気持ちの良い秋晴れ。小説すばるの2枚の絵も無事に納品し、夕方からロージナ茶房にて、あかね書房・木内さんと絵本の打ち合わせ。絵と文章を組み合わせた事で見えてくる文章のあれやこれや絵のレイアウト、そんな、(ほぼ)最終確認などを約4時間かけて綿密に行う。無駄話もほとんどなく打ち合わせを終え、家に帰り着いた時にはさすがにクタクタだった。でも、この疲れはある種の安心感。除々に完成へと近づいています。そんな今宵は、60年代の若きストーンズの歌が心地よく響いています。

 

頭の中に存在していた世界が本の中で構築されていく

2007.10.03.wed

昼食をとってから、小説すばるの絵を2枚描き始める。途中、あかね書房・木内さんより絵本のダミーが宅配便で届く。絵に文章を流し込んでカラープリンタで出力したものを、のり付けして本のようにしたもの。感動しつつ、ゆっくり何回も読む。何回も見た絵であっても、やはり、文章と組み合わさると、また新たな感動があります。自分がイメージしたものが本になっていく実感をひしひしと感じつつ、文章のチェックを行う。気になる所に付箋を貼ったり、カバータイトルの文字組をイラストレーターで作ったり…。そんな感じで明日の打ち合わせに備える。そうそう、今月末に本になる予定と以前書きましたが、少しずれ込んで11月の初旬頃になりそうです。その分「いいものを」という気持ちで物事を進めている次第です。
さて、再び小説すばるの絵。明日が締め切りなのだ。夕食に、椎茸とナスとバジル入りウインナを使ってパスタ。バターと醤油を少々。そして、オレガノで味を整える。うまい。夜中近くに、絵が仕上がる。梱包は明日にして、絵をすこし寝かす。その間に僕も寝ます。

 

まずは十月のごあいさつ

2007.10.02.tue

十月です。こんにちは。ここ数日でぐぐっと気温が下がりました。ついこの間までは半袖だったのに、今はその上にあたたかい服を着て作業をしている。
さて、今月もまた新しい本作りが待機しています。こちらは自作ではありません。ですが、こちらもずいぶんお待たせしてしまっている本。ただ、その前にやらなければいけない仕事がいくつかあるので、まずはそちらから。自作絵本の作業が終わったばかり。次の本作りの前に、いくつか仕事を挿むことで頭の中の風通し良くしようという試みです。

挿むといえば、、何回も繰り返して読んでいるような本というのは、じつに様々な「しおり」が潜んでいて面白い。例えば、なにかのチケットだったり、なにかのレシートだったり、なにかの整理番号だったりと。たぶん、慌てて本を閉じる瞬間に思わず挿んだものなのだろう。本来ならすぐに捨てられておかしくないようなものがそこに挿まれている場合がけっこうある。